観音寺城
- 滋賀県近江八幡市
- 歴史・文化 | 城郭 | 100名城
観音寺城は、室町時代から戦国時代にかけて近江半国を支配した名門・六角氏が代々本拠とした、日本屈指の規模を誇る中世の山城です。永禄11年(1568年)に織田信長の上洛軍を迎えた際、当主の六角義賢・義治父子が戦わずして開城し、そのまま廃城となりましたが、近世城郭の先駆的な要素を各所に残す貴重な城跡です…
観音寺城は、室町時代から戦国時代にかけて近江半国を支配した名門・六角氏が代々本拠とした、日本屈指の規模を誇る中世の山城です。永禄11年(1568年)に織田信長の上洛軍を迎えた際、当主の六角義賢・義治父子が戦わずして開城し、そのまま廃城となりましたが、近世城郭の先駆的な要素を各所に残す貴重な城跡です。
城郭を特徴づけるのが、戦国中期の山城としては他に類を見ない、山全体に張り巡らされた本格的な「石垣(石積み)」の遺構です。土塁による防御が主流だった時代において、主要な曲輪の斜面や外周を地元の自然石を用いた豪快な「野面積み」の石壁で固めています。特に「伝本丸」や「伝平井丸」の周囲には、高さ4メートルを超える高石垣が崩れることなく現存しており、のちに信長が築いた安土城の石垣技術の源流となった先進的な土木技術を今に伝えています。
ふもとの桑実寺から境内を経て山頂へと続く険しい登城道を登れば、名門守護大名が誇った圧倒的な動員力と、織豊期へと繋がる城郭史の転換点を、今なお静寂な山中に残り続ける本物の巨石群を通じて克明に体感できます。
基本情報
| 種別 | 山城 |
|---|---|
| 起源・創始 | 建武2年(1335)?、文明3年(1471)? |
| 開催時間 | 24時間 |
| 開催日 | なし |
| 住所 | 〒521-1331滋賀県近江八幡市安土町石寺 |
| アクセス | ・JR東海道本線安土駅 ⇒ 徒歩(車40分) ・名神竜王IC ⇒ 車(約30分) |
