新日吉神宮
- 京都府京都市
- 歴史・文化 | 神社 | 神宮
京都市東山区に位置する新日吉神宮(いまひえじんぐう)は、永暦元年に後白河上皇が自らの院御所である法住寺殿の鎮守社として、比叡山の麓に鎮座する日吉大社から勧請して創建されました。その最大の特徴は、都の守護を司る比叡山の信仰を、当時の政治の重心であった東山の地へ移し入れたという歴史的背景にあります。
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京都市東山区に位置する新日吉神宮(いまひえじんぐう)は、永暦元年に後白河上皇が自らの院御所である法住寺殿の鎮守社として、比叡山の麓に鎮座する日吉大社から勧請して創建されました。その最大の特徴は、都の守護を司る比叡山の信仰を、当時の政治の重心であった東山の地へ移し入れたという歴史的背景にあります。
社名にある「新」の字は、近江の日吉大社(旧・日吉神社)に対して新しく創祀されたことを意味し、平安末期の動乱期における皇室の篤い崇敬を物語っています。境内において最も目を引くのは、本殿の両脇に鎮座する「真猿(まさる)」の存在です。これは日吉の神の使いとされる猿ですが、こちらの猿は木製の格子や金網に囲われて安置されています。これは、夜な夜な猿が動き出して悪戯をしないよう封じ込めたという、古くからの言い伝えに基づいた独特の光景です。
「魔が去る(まさる)」に通じるこの真猿は、御祭神を護衛する厳格な門番としての役割を担っており、一般的な神社の狛犬とは一線を画す異色の趣を放っています。また、境内には後白河上皇の分骨所や、豊臣秀吉を祀る樹下社など、時の権力者たちの祈りが幾重にも積み重なっています。東山の深い緑に包まれ、比叡山延暦寺の守護神としての威厳を色濃く残すこの地は、中世京都の政治と信仰の交差点を今に伝える貴重な神域です。
基本情報
| 開催時間 | 【参拝】 24時間 【授与所・御朱印】 9:00~17:00 |
|---|---|
| 開催日 | なし |
| 住所 | 〒605-0932京都府京都市東山区妙法院前側町451-1 |
| アクセス | ・市バス「東山七条」より徒歩約5分 ・京阪本線「七条駅」4番出口より徒歩12分 |
