鹿児島城(鶴丸城)

  • 鹿児島県鹿児島市
  • 歴史・文化 | 城郭 | 100名城
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鹿児島城は、慶長6年(1601年)頃に島津忠恒が築城を開始した、薩摩藩77万石の政治・軍事の本拠です。天守や華美な櫓を一切建てず、平地に「御館」と呼ばれる居館を配置した独特の構造は、島津家に伝わる「城は人城たるべからず、人の和を城とす」という質実剛健な防衛思想を反映しています。 外周を強固に防備…

鹿児島城は、慶長6年(1601年)頃に島津忠恒が築城を開始した、薩摩藩77万石の政治・軍事の本拠です。天守や華美な櫓を一切建てず、平地に「御館」と呼ばれる居館を配置した独特の構造は、島津家に伝わる「城は人城たるべからず、人の和を城とす」という質実剛健な防衛思想を反映しています。

外周を強固に防備するのが、本丸の正面を固める「御楼門」と、周囲を囲む頑強な石垣群です。明治期の火災で焼失した御楼門は、当時の写真や図面を基に国内最大級の木造城門として復元されました。その周囲の石垣には、関ヶ原の戦い以降の緊迫した情勢のなかで積まれた武骨な「野面積み」や、江戸中期の精緻な「切込みハギ」の技法が遺されており、同一の壁面で土木技術の進展を観察できます。

石垣の表面には、明治10年(1877年)に起きた西南戦争の激しい市街戦の記憶を留める、無数の「弾痕」がそのまま生々しく遺されており、近代日本への転換期における激戦の物証を直接確認できます。

現在は本丸跡に鹿児島県歴史・美術センター「黎明館」が佇み、島津氏の系譜や薩摩刀などの豊富な歴史資料が展示されています。

基本情報

種別 平山城
起源・創始 慶長6年(1601)頃
開催時間 <鹿児島城跡> 24時間 <鹿児島県歴史・美術センター黎明館> 9:00~18:00(最終入館17:30)
開催日 <鹿児島城跡> なし <御楼門> ・月曜日(国民の祝日の時は翌平日) ・毎月25日(土・日曜日・祝日の時は開館) ・12/31~1/2
住所 〒892-0853鹿児島県鹿児島市城山町7-2
アクセス ・鹿児島市電市役所前駅 ⇒ 徒歩(約10分) ・九州道鹿児島北IC ⇒ 車(約20分)
公式サイト https://www.pref.kagoshima.jp/ab24/cms/documents/kagosimajou/kagosimajou.html