萬福寺
- 京都府宇治市
- 歴史・文化 | 仏閣 | 大本山
黄檗山萬福寺は、日本における黄檗宗の総本山であり、これまでに紹介した伝統的な禅寺とは一線を画す、独自の中国風(明朝様式)の文化を今に伝える最高峰の聖地です。その歴史は江戸時代初期の1661年、徳川幕府第4代将軍・徳川家綱や後水尾法皇の篤い帰依を受け、中国(明)から渡来した高僧・隠元禅師によって創建…
黄檗山萬福寺は、日本における黄檗宗の総本山であり、これまでに紹介した伝統的な禅寺とは一線を画す、独自の中国風(明朝様式)の文化を今に伝える最高峰の聖地です。その歴史は江戸時代初期の1661年、徳川幕府第4代将軍・徳川家綱や後水尾法皇の篤い帰依を受け、中国(明)から渡来した高僧・隠元禅師によって創建されました。隠元禅師は禅の教えとともに、インゲン豆やスイカ、蓮根、さらには煎茶道や原稿用紙の文化など、数多くの新たな風習を日本にもたらしました。
境内の中心に佇む「大雄宝殿」をはじめとする主要な堂宇は、すべてチーク材を用いた重厚な明代の建築様式であり、20棟以上が国の重要文化財に指定されています。
アーチ型の天井を持つ回廊や、幾何学的な格子窓、そして堂内を彩る色鮮やかな中国風の装飾など、随所に施された伝統の意匠が美しく映えます。また、堂内には「布袋尊」の化身とされる韋駄天像が厳かに祀られており、その独特の造形美が良好に現存しています。さらに、食事の時間を知らせるために使われた木製の巨大な魚「開梛」は、現在の「木魚」の原型として広く全国にその名を知られています。
基本情報
| 開催時間 | 9:00~17:00(最終受付16:30) |
|---|---|
| 開催日 | なし |
| 住所 | 〒611-0011京都府宇治市五ケ庄三番割34 |
| アクセス | ・JR奈良線黄檗駅 ⇒ 徒歩(約5分) ・京阪宇治線黄檗駅 ⇒ 徒歩(約5分) |
| 公式サイト | https://www.obakusan.or.jp/ |
