佐渡市小木町
- 新潟県佐渡市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 港町
佐渡市小木町は、千石船が行き交う港町としての活気と、佐渡独自の離島文化が色濃く溶け合い、海へと続く傾斜地に形成された、港湾商業都市としての力強い息吹を残す町並みです。
目を奪われるのは、船板や樽丸の製造で培われた高度な木工技術が形となった「船板壁」や「柿渋塗り」の町家の数々です。塩害の厳しい厳し…
佐渡市小木町は、千石船が行き交う港町としての活気と、佐渡独自の離島文化が色濃く溶け合い、海へと続く傾斜地に形成された、港湾商業都市としての力強い息吹を残す町並みです。
目を奪われるのは、船板や樽丸の製造で培われた高度な木工技術が形となった「船板壁」や「柿渋塗り」の町家の数々です。塩害の厳しい厳しい海風から建物を守るため、小木の町家には船の廃材である厚い杉板が外壁に隙間なく張り巡らされており、独自の黒褐色を帯びた武骨な質感が通りに独特の風格を与えています。東西に細長く区画された宅地割のなかには、2階部分を1階よりも前方へとせり出させた「せがい造り」の遺構や、狭い敷地を有効に活用するための端正な木造建築が密度高く軒を連ねています。
港へ通じるなだらかな坂道を歩けば、かつて船乗りや商人たちが集った宿籠や問屋、そして地酒を醸した蔵の重厚な格子戸が連なり、遠く北前船から降ろされた物資が溢れた往時の賑わいのスケールが伝わってきます。静まり返った夕暮れの通りには、日本海から吹き付ける柔らかな磯の香りが漂い、船板壁の深い木目が、赤く染まる海からの照り返しを静かに受け止めています。
基本情報
| 住所 | 〒952-0604新潟県佐渡市小木町 |
|---|---|
| アクセス | 直江津港 ⇒ 佐渡汽船カーフェリー(約160分、冬季運休) ⇒ 小木港下船 ⇒ 徒歩(約5分) |
| 公式サイト | https://www.city.sado.niigata.jp/site/bunkazai/67601.html |
