三嶋大社
- 静岡県三島市
- 歴史・文化 | 神社 | 大社
静岡県三島市に鎮座する三嶋大社は、伊豆国一之宮として古来より東海道を進む旅人や武士たちから崇敬を集めてきた名社です。御祭神は大山祇命(おおやまつみのこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)を合わせた「三嶋大明神」であり、山と海の両方の霊力を司る神として仰がれてきました。
この神社…
静岡県三島市に鎮座する三嶋大社は、伊豆国一之宮として古来より東海道を進む旅人や武士たちから崇敬を集めてきた名社です。御祭神は大山祇命(おおやまつみのこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)を合わせた「三嶋大明神」であり、山と海の両方の霊力を司る神として仰がれてきました。
この神社の歴史を語る上で欠かせないのが、源頼朝との深い縁です。平家打倒を誓い、伊豆に流されていた頼朝は、当大社に百日間の参拝を行い、その加護を得て挙兵に成功したと伝えられています。境内には、頼朝と北条政子が腰を掛けて休息したという「腰掛石」が現存しており、武家政権の幕開けを見守った場所としての静かな誇りが漂っています。
建築上の最大の特徴は、慶応2年(1866年)に落成した総檜造りの「本殿・幣殿・拝殿」です。国の重要文化財に指定されているこの社殿は、幕末の名工たちによる超絶技巧の彫刻で飾られています。特に拝殿の向拝に見られる龍や鳳凰、神話を題材とした精緻な木彫は、木目までを活かした重厚な美しさを放ち、訪れる者を圧倒します。
また、当大社は日本最古の木版刷り暦である「三嶋暦(みしまごよみ)」の発行元としても知られています。農耕の目安として広く普及したこの暦は、人々の暮らしに時間という秩序を与えた、三島独自の文化的遺産です。古の武略を支えた厳格な気風と、人々の営みに寄り添う知恵が共存する、東海道を象徴する神域です。
基本情報
| 開催時間 | 【参拝】 24時間 【授与所・御朱印】 8:30?16:30(平日) 8:30?17:00(土日祝) |
|---|---|
| 開催日 | なし |
| 住所 | 〒411-0035静岡県三島市大宮町2-1-5 |
| アクセス | ・伊豆箱根鉄道「三島田町駅」から徒歩約7分 ・JR東海道新幹線、東海道線「三島駅」から徒歩約15分 |
| 公式サイト | https://www.mishimataisha.or.jp/ |
