大山町所子

  • 鳥取県大山町
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 農村集落
写真
写真
写真
写真
大山町所子は、中世の在地領主の館跡とされる「門脇家」を中心とする、大山信仰の参拝道「大山道」の宿駅機能と、周辺の広大な開墾地を基盤とした大規模な農業経営によって形成された、豪壮な在郷農村集落です。 特徴は、自然地形の緩やかな傾斜に沿って不規則に折れ曲がる丁字路や旧街道と、それに直結する「東門脇」…

大山町所子は、中世の在地領主の館跡とされる「門脇家」を中心とする、大山信仰の参拝道「大山道」の宿駅機能と、周辺の広大な開墾地を基盤とした大規模な農業経営によって形成された、豪壮な在郷農村集落です。

特徴は、自然地形の緩やかな傾斜に沿って不規則に折れ曲がる丁字路や旧街道と、それに直結する「東門脇」をはじめとした門閥農家の広大な屋敷地です。各敷地は、道路に面して構えられた茅葺きや瓦葺きの重厚な「長屋門」が外壁の役割を兼ねており、その奥に太い梁と柱で構成された巨大な主屋、さらに後方へと漆喰塗りの強固な土蔵や木造の板倉が直列に配置されています。大山から吹き下ろす厳しい季節風や積雪に対抗するため、主屋や門の外壁全体が「下見板張り」と呼ばれる厚い杉板で覆われているのが特徴であり、これが周囲の広大な田畑の緑の中に、黒褐色のどっしりとした量感を伴って点在しています。

集落の網の目のように張り巡らされた生産基盤を支えるのが、大山を水源とする清らかな湧水が流れる「元水」と呼ばれる自然石で組まれた用水路網です。この豊かな水系が、未舗装の道路、各民家の敷地内、そして周囲の水田と平面的に交差しながら縦横に流れています。

基本情報

住所 〒689-3303鳥取県西伯郡大山町所子
アクセス JR大山口駅 ⇒ 徒歩(約15分)
公式サイト https://daisen-japan-heritage.jp/cultural_property/17/