大田市大森銀山
- 島根県大田市
- 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 鉱山町
大田市大森銀山は、銀山の発掘坑道へと繋がる深い谷間に沿って、代官所跡や武家屋敷、そして鉱山運営で莫大な富を蓄積した豪商たちの町家や寺社が自然地形の中に混在する、山間を切り開いて築かれた鉱山町です。
銀山川の清らかな流れと並行して延びる旧街道を進むと、周囲の深い山林の緑に包まれるように、瓦葺きの重…
大田市大森銀山は、銀山の発掘坑道へと繋がる深い谷間に沿って、代官所跡や武家屋敷、そして鉱山運営で莫大な富を蓄積した豪商たちの町家や寺社が自然地形の中に混在する、山間を切り開いて築かれた鉱山町です。
銀山川の清らかな流れと並行して延びる旧街道を進むと、周囲の深い山林の緑に包まれるように、瓦葺きの重厚な町家や旧本陣、かつての旅籠が連なる静かな佇まいが現れます。通り沿いには、この地域特有の天井が低い「つし二階」の木造建築や、赤い色調が美しい「赤瓦(石州瓦)」の屋根が連なり、黒い格子戸が映える町家の佇まいが、かつて多くの宿泊客や採掘労働者で賑わった往時の風格を残しています。
見どころは、大名や役人が休憩した旧大森代官所跡や、銀山で得た富で豪壮な構えを築いた「熊谷家住宅」などの重要文化財の建造物群です。主屋の奥には、太い梁で支えられた高い吹き抜けの通り土間が走り、その先には貴重な生活資材を収めた堅牢な土蔵が当時の狭長な宅地割のまま奥行き深く配置されています。周囲ののどかな田園風景と、使い込まれた板壁の渋い木肌が調和した街並みには、世界の歴史を動かした鉱山町としての誇りと、今も地域に息づく暮らしの営みが息づいています。
基本情報
| 住所 | 〒694-0305島根県大田市大森町 |
|---|---|
| アクセス | JR大田市駅 ⇒ 石見交通バス世界遺産センター行(約26分) ⇒ 大森代官所跡下車 ⇒ 徒歩(約7分) |
