嬉野市塩田津

  • 佐賀県嬉野市
  • 歴史・文化 | 重要伝統的建造物群保存地区 | 商家町
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嬉野市塩田津は、潮の満ち引きを利用した舟運を活用し、川の北岸に広がる街道沿いに形成された、白壁の大型木造町家と土蔵が密集する川港商業都市の遺構です。 東西に貫く旧長崎街道の通りには、江戸時代後期の寛政大火を契機として普及した、本瓦葺きで外壁を漆喰で厚く塗り込めた「居蔵家」と呼ばれる重厚な町家が整…

嬉野市塩田津は、潮の満ち引きを利用した舟運を活用し、川の北岸に広がる街道沿いに形成された、白壁の大型木造町家と土蔵が密集する川港商業都市の遺構です。

東西に貫く旧長崎街道の通りには、江戸時代後期の寛政大火を契機として普及した、本瓦葺きで外壁を漆喰で厚く塗り込めた「居蔵家」と呼ばれる重厚な町家が整然と軒を連ねています。建物の外観を構成するのは、道路に面して並ぶ端正な格子戸や、2階部分に設けられた「虫籠窓」、そして隣家からの延焼を防ぐために突き出た漆喰塗りの「うだつ」の直線構造。大店の敷地内には、街道に面した店舗から奥の住居、そして川からの荷揚げに直結する強固な土蔵へと続く、縦長の宅地割を活かした通り土間が当時の配置のまま構築されています。

塩田川の護岸に目を移せば、周辺の山々から切り出された自然石の石垣が続き、かつて川舟から荷を揚げた「本砂村の河岸」の平らな石段が水面に向かって規則正しく切り込まれています。通りの足元には、周辺の「塩田石」を加工した平らな石畳や、雨水を排水するための石組みの水路がまっすぐに伸びており、潮の干満によって水位を変える川水が、石垣の頑丈な基礎を絶え間なく洗い続けています。

基本情報

住所 〒849-1411佐賀県嬉野市塩田町大字馬場下
アクセス JR武雄温泉駅 ⇒ 祐徳バス祐徳神社前行(約21分) ⇒ 塩田下町下車 ⇒ 徒歩(約5分)