松尾大社

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京都市西京区に位置する松尾大社は、大宝元年(701年)に秦忌寸都理(はたのいみきとり)が社殿を建立したと伝わる、京都最古級の歴史を持つ大社です。背後にそびえる松尾山の山頂付近にある磐座(いわくら)を古来の祭祀場としており、渡来系氏族である秦氏がこの地の開拓とともに祀り始めた、山岳信仰を源流とする神…

京都市西京区に位置する松尾大社は、大宝元年(701年)に秦忌寸都理(はたのいみきとり)が社殿を建立したと伝わる、京都最古級の歴史を持つ大社です。背後にそびえる松尾山の山頂付近にある磐座(いわくら)を古来の祭祀場としており、渡来系氏族である秦氏がこの地の開拓とともに祀り始めた、山岳信仰を源流とする神域です。

当大社の最大の特徴は、何といっても「日本第一酒造神」としての圧倒的な権威にあります。秦氏が醸造の技術を伝えたとされることから、室町時代末期頃より酒造りの神として全国の蔵元から絶大な崇敬を集めるようになりました。境内にある「亀の井」から湧き出る水は、酒造期にこれを混ぜると酒が腐らないと伝わり、今も醸造家たちが水を汲みに訪れます。また、奉納された無数の酒樽が積まれた光景は、酒の神としての風格を雄弁に物語っています。

建築面では、重要文化財の本殿が「松尾造(まつおづくり)」と呼ばれる特有の様式を保持しており、側面から見ると屋根が前後に同じ長さで流れる独特の美しさを持っています。加えて、昭和を代表する作庭家・重森三玲の絶筆となった「松風苑」も見どころです。神話の時代を表現した石組が鋭い個性を放つ「上古の庭」などは、古社の静謐さと現代芸術の緊張感が共鳴する、松尾大社ならではの空間です。太古の磐座信仰から酒造りの文化、そして現代の庭園美までが重層的に重なる、京都屈指の由緒正しき名社です。

基本情報

開催時間 【参拝】 5:00~18:00 【授与所・御朱印】 9:00~16:00
開催日 なし
住所 〒616-0024京都府京都市西京区嵐山宮町3
アクセス ・阪急電車嵐山線「松尾大社」より徒歩約3分 ・市バス・京都バス「松尾大社前」より徒歩約3分
公式サイト https://www.matsunoo.or.jp/