龍田大社
- 奈良県三郷町
- 歴史・文化 | 神社 | 大社
奈良県生駒郡三郷町、大和と河内を結ぶ交通の要衝である「亀の瀬」を見下ろす地に鎮座する龍田大社は、天照大御神の御子神とされる天御柱命(あめの御柱の命)と国御柱命(くにの御柱の命)の二柱を祀る「風神」の総本宮です。その創祀は第10代崇神天皇の時代に遡り、凶作が続いた際に天皇の夢に現れた神託に従って社殿…
奈良県生駒郡三郷町、大和と河内を結ぶ交通の要衝である「亀の瀬」を見下ろす地に鎮座する龍田大社は、天照大御神の御子神とされる天御柱命(あめの御柱の命)と国御柱命(くにの御柱の命)の二柱を祀る「風神」の総本宮です。その創祀は第10代崇神天皇の時代に遡り、凶作が続いた際に天皇の夢に現れた神託に従って社殿を建立したのが始まりと伝わります。
最大の特徴は、風を司る神として、古代より日本の国家安泰を左右する「気象の神格」を担ってきた点にあります。天武天皇の時代からは、朝廷より勅使が遣わされて「風神祭」が執り行われるようになり、龍田の神は広瀬大社(水の神)と対をなして、この国の五穀豊穣と気象の平穏を護る要として特別視されてきました。境内を吹き抜ける風は、単なる自然現象ではなく、神の息吹そのものとして尊ばれています。
建築面では、鮮やかな朱塗りの社殿が並び、風神の象徴である「五色の旗」が風に揺れる様が龍田大社ならではの景観を作り出しています。また、独自の信仰として「風神の護符」や、悪い風を払う「風折の儀」などの伝統が今も息づいています。万葉の歌人たちが「龍田の山」を越える際に旅の無事を祈った歴史と、人知を超えた自然の力を「風」として捉えた古代日本人の精神性が、今も凛とした大気の中に保たれている神域です。
基本情報
| 開催時間 | 【参拝】 24時間 【授与所・御朱印】 9:00?17:00 |
|---|---|
| 開催日 | なし |
| 住所 | 〒636-0822奈良県生駒郡三郷町立野南1丁目29-1 |
| アクセス | JR大和路線「三郷」駅より徒歩5分 |
| 公式サイト | https://tatsutataisha.jp/ |
