みそポテト

  • 埼玉県秩父地方
  • グルメ | 野菜・豆腐
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埼玉県の「みそポテト」は、ふかしたジャガイモに衣を纏わせてサクッと揚げ、特製の甘辛い味噌ダレをたっぷりと回し掛けた、素朴ながらも癖になる味わいが魅力の伝統の郷土料理です。 この料理の主役となるのは、秩父の豊かな大地が育むホクホクとしたジャガイモです。一口大に切り分けて丁寧に蒸し上げたポテトに、小…

埼玉県の「みそポテト」は、ふかしたジャガイモに衣を纏わせてサクッと揚げ、特製の甘辛い味噌ダレをたっぷりと回し掛けた、素朴ながらも癖になる味わいが魅力の伝統の郷土料理です。

この料理の主役となるのは、秩父の豊かな大地が育むホクホクとしたジャガイモです。一口大に切り分けて丁寧に蒸し上げたポテトに、小麦粉を水で溶いた特製の衣をやや厚めに纏わせ、高温の油で一気に揚げていきます。この天ぷらのような調理法を経ることで、内側の水分と旨味が完全に閉じ込められるとともに、表面にはタレがよく絡む絶妙な凹凸を持った、黄金色のクリスピーな衣が完成します。

揚がったばかりの熱々のポテトに、地元の秩父味噌に砂糖やみりんを加えてじっくりと煮詰めた、とろみのある「甘辛味噌ダレ」を豪快に塗っていきます。熱い衣に味噌が絡めば、お味噌の芳醇でコクのある香りと砂糖の甘い匂いが湯気となって立ち上り、一気にノスタルジックな食欲をそそります。串に刺さった一切れを口に含めば、まずはカリッとした衣の軽快な歯ごたえが響き、直後にお口の中でジャガイモがクリーミーに優しく解けていきます。

発祥

秩父は周囲を山に囲まれ、稲作に適した平地が少なかったため、古くからジャガイモの栽培が盛んでした。間食の代表格として、収穫したジャガイモを蒸して串に刺し、自家製味噌を塗って焼いた味噌田楽のような料理が各家庭で作られていたことが起源とされています。