さつまいも
- 埼玉県川越市、三芳町
- グルメ | 野菜・豆腐
- 旬:9~11月頃
埼玉県の「さつまいも」は、武蔵野台地の川越地方を中心に栽培され、黄金色に輝く美しい果肉と、栗のようにホクホクとした素朴な甘みが世界中で愛され続ける伝統の郷土至宝です。
このお芋の美味しさの真髄は、川越周辺の「関東ローム層」がもたらす水はけが良く栄養豊富な赤土と、平地林の落ち葉を腐熟させた伝統の「…
埼玉県の「さつまいも」は、武蔵野台地の川越地方を中心に栽培され、黄金色に輝く美しい果肉と、栗のようにホクホクとした素朴な甘みが世界中で愛され続ける伝統の郷土至宝です。
このお芋の美味しさの真髄は、川越周辺の「関東ローム層」がもたらす水はけが良く栄養豊富な赤土と、平地林の落ち葉を腐熟させた伝統の「落ち葉堆肥農法」にあります。約300年にわたり職人たちが土を耕し続けることで、お芋の成長に最適なふかふかの地質が維持されています。秋に収穫された「紅赤(べにあか)」や「シルクスイート」などの品種は、専用の貯蔵庫でじっくりと寝かせることで、内部の澱粉が極上の糖分へと変化し、熟練の職人が土を払えば、鮮やかな赤紫色の気品ある佇まいが姿を現します。
お皿やザルに並べられた大ぶりのお芋は、大地の温もりを宿した美しい光沢を放ち、どこか懐かしく温かみのある風格を漂わせます。じっくりと時間をかけて焼き上げれば、割った瞬間に黄金色の湯気とともに、蜜のように濃厚で香ばしい甘い匂いが周囲の空気を一変させます。口に含めば、しっとりとなめらかな優しい肉質が解け、噛むほどに気品ある天然の甘みが口いっぱいに広がります。
発祥
1751年に、度重なる飢饉に苦しんでいた江戸の民を救うため、現在の川越市の名主・吉田弥右衛門氏が、さつまいもの栽培を試みたのが始まりです。
