江戸前寿司
- 東京都中央区(日本橋、銀座、築地)、墨田区(両国)
- グルメ | ご飯もの | 寿司
東京湾で獲れる魚介類を背景に、江戸時代の屋台文化から発展した「江戸前寿司」は、冷蔵技術のない時代に生み出された保存と美味の知恵を現代へと受け継ぐ、洗練された造形美と一貫ごとの調和が魅力の、世界に誇る東京の伝統食です。
職人は仕入れた魚介に独自の仕込みを施します。マグロは醤油ダレに漬けて「づけ」に…
東京湾で獲れる魚介類を背景に、江戸時代の屋台文化から発展した「江戸前寿司」は、冷蔵技術のない時代に生み出された保存と美味の知恵を現代へと受け継ぐ、洗練された造形美と一貫ごとの調和が魅力の、世界に誇る東京の伝統食です。
職人は仕入れた魚介に独自の仕込みを施します。マグロは醤油ダレに漬けて「づけ」にし、コハダやサバは塩と酢で「締める」ことで、青魚特有の脂をさっぱりとした旨味へと昇華させます。さらに、アナゴはふっくらと甘く煮込んで濃いタレ(ツメ)を塗るなど、ネタの性質に合わせた丁寧な手間が注がれます。これらを合わせる酢飯(シャリ)には芳醇な赤酢や米酢が利かされ、口の中で優しく解ける人肌の温度に保たれています。
カウンターの前に美しい一貫が差し出されると、艶やかなネタの輝きから、ほんのりと漂うお酢の爽やかな匂いが鼻腔をくすぐります。指先でそっと摘んで口へ運べば、シャリがハラリと心地よく解け、計算し尽くされたネタの旨味と酸味が一体となってとろけるように広がります。
発祥
1824年に両国に与兵衛が「華屋」を創業し、注文を受けてからその場で酢飯とネタを素早く「握る」スタイルを考案したと言われています。
