ちゃんこ鍋
- 東京都墨田区(両国)
- グルメ | 鍋・おでん
準備中
大相撲の聖地である墨田区両国周辺を中心に発展し、力士たちの強靭な肉体を支えてきた「ちゃんこ鍋」は、一つの鍋を大勢で囲む相撲界の伝統から生まれた、山海の豊かな具材の旨味が大ぶりの器の中で豪快に溶け合う、東京の冬の風物詩としても名高い圧倒的な満足感が魅力の郷土料理です。
大きな鍋の中には、鶏ガラを何…
大相撲の聖地である墨田区両国周辺を中心に発展し、力士たちの強靭な肉体を支えてきた「ちゃんこ鍋」は、一つの鍋を大勢で囲む相撲界の伝統から生まれた、山海の豊かな具材の旨味が大ぶりの器の中で豪快に溶け合う、東京の冬の風物詩としても名高い圧倒的な満足感が魅力の郷土料理です。
大きな鍋の中には、鶏ガラを何時間も煮込んで仕込まれた滋味深い特製スープが満たされ、そこに職人が手際よく仕上げた鶏のつくねや、豚肉、白菜、長ネギ、豆腐といった多種多様な食材が惜しみなく投入されます。相撲界では「二本足で立つ鶏は手を突かない(負けない)」という縁起を担ぎ、伝統的に鶏出汁や鶏肉が重宝されてきました。素材から出た極上の出汁が混ざり合うことで、スープのコクは煮込むほどに深みを増していきます。
目の前の大きな鍋からグツグツと小気味よい音が響き、熱い湯気とともに、鶏出汁のまろやかな香りとすりゴマの香ばしい匂いが一気に辺りへ広がります。お玉でたっぷりと器にすくい上げて口へ運べば、出汁を芯まで吸い込んだ野菜の優しい甘みと、ジューシーなつくねの濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。
発祥
明治時代に常陸山の人気で出羽海部屋に門弟が急増し、配膳が追いつかなくなったため、一度に大量に作れて、なおかつ一度に大勢で囲める鍋料理が採用されたことが始まりと言われています。
