くず餅

  • 東京都江東区(亀戸)、大田区(池上)
  • グルメ | デザート・菓子・餅
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「くさのきもち(くず餅)」は、関西の葛粉を使った透明な葛餅とは異なり、小麦粉の成分を長期間発酵させて作る関東独特の和菓子であり、独特の風味ともっちりとした力強い歯ごたえが魅力の、東京が誇る伝統の甘味です。 厳選された小麦粉からグルテンを取り除き、残った澱粉を専用の樽の中で450日以上もの時間をか…

「くさのきもち(くず餅)」は、関西の葛粉を使った透明な葛餅とは異なり、小麦粉の成分を長期間発酵させて作る関東独特の和菓子であり、独特の風味ともっちりとした力強い歯ごたえが魅力の、東京が誇る伝統の甘味です。

厳選された小麦粉からグルテンを取り除き、残った澱粉を専用の樽の中で450日以上もの時間をかけてじっくりと乳酸発酵させます。この長い職人の待ち時間によって、独特のほのかな酸味と香りが備わります。発酵を終えた澱粉を何度も真水で精製し、丁寧に蒸し上げることで、特有の生命力ある弾力と、不透明で美しい乳白色の質感が生まれます。保存料を一切使わない、自然の恵みだけで作られる引き締まった塊です。

お皿に盛り付けられた三角形のくず餅が差し出されると、涼やかな白いお餅の上から、濃厚な黒蜜と、挽きたてのきな粉が惜しみなく注がれます。きな粉の香ばしい匂いと黒蜜の甘い香りが優しく鼻腔をくすぐり、目にも鮮やかなコントラストを描きます。箸で一切れを持ち上げて口へ運べば、お餅のひんやりとした独特のモチモチ感が心地よく、噛み締めるたびに自然な優しい甘みが広がります。

発祥

1830~1840年頃、久兵衛が大量の小麦粉をうっかり水に濡らしてしまい、それを樽に入れて放置し、 翌年、樽を開けてみると小麦粉が発酵し、独特の香りを放つデンプンに変化していました。そのデンプンを蒸し上げてみたところ、餅のような弾力のある不思議な食べ物が完成したと言われています。