桜えび

  • 静岡県静岡市
  • グルメ | 魚介
  • 旬:3~6月頃、10~12月頃
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小皿の上で一尾一尾が透き通った美しいピンク色に染まり、ひげをピンと伸ばして輝く「桜えび」は、日本国内では駿河湾でしか水揚げされない非常に希少な海の宝石です。 魅力は、乾燥や加熱を一切行わない生の状態でしか味わえない、口の中でとろけるような独特の甘みと、上品な瑞々しさにあります。春と秋の限られた漁…

小皿の上で一尾一尾が透き通った美しいピンク色に染まり、ひげをピンと伸ばして輝く「桜えび」は、日本国内では駿河湾でしか水揚げされない非常に希少な海の宝石です。

魅力は、乾燥や加熱を一切行わない生の状態でしか味わえない、口の中でとろけるような独特の甘みと、上品な瑞々しさにあります。春と秋の限られた漁期に、夜間の出漁で傷をつけずに美しく獲り、数時間以内の驚異的な鮮度のまま出荷されるからこそ、殻の柔らかい桜えび本来の濃厚な旨味をダイレクトに堪能できます。

目の前に生の桜えびが差し出されると、透き通った美しい魚体から、ほんのりとした天然の塩気と清々しい潮の香りが広がり、一目でその抜群の鮮度の高さが分かります。ワサビを少し添えて、お醤油を数滴さっと垂らして一気に口へ運べば、まずは細いひげや殻が舌の上に優しく当たり、続いて身がぷちっと心地よく弾ける繊細な食感に驚かされます。噛み締めるたびに、驚くほど濃厚なコクと上品な磯の香りが一あふれ出し、甘みが口いっぱいに広がります。

発祥

1894年に由比の漁師がアジ漁をしていた際、網が通常よりもずっと深い層まで沈み、引き揚げてみると偶然桜エビが入っていたことが桜えび漁の幕開けとなりました。その後、漁師たちが独自の技法を編み出し、桜えび漁が盛んになり、県の特産品となりました。