わさび

  • 静岡県静岡市、伊豆市
  • グルメ | 野菜・豆腐
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おろし板の上で、しっとりと艶やかな淡い緑色のペーストとなって静かに佇む「静岡のわさび」は、世界一の品質とも称され、本場の料理人たちからも絶大な信頼を寄せられている至高の調味料です。 凄みは、清流の中でしか育たない繊細な植物でありながら、品種の良さと伝統的な栽培方法によって磨き上げられた爽快な辛み…

おろし板の上で、しっとりと艶やかな淡い緑色のペーストとなって静かに佇む「静岡のわさび」は、世界一の品質とも称され、本場の料理人たちからも絶大な信頼を寄せられている至高の調味料です。

凄みは、清流の中でしか育たない繊細な植物でありながら、品種の良さと伝統的な栽培方法によって磨き上げられた爽快な辛みのキレと奥深い甘みの調和にあります。富士山や天城山といった豊かな山々から湧き出る、ミネラルを適度に変えた豊富な冷涼な湧水を利用し、石を積み上げた階段状の「畳石式(たたみいししき)」のわさび田でじっくりと育てられます。水が絶え間なく動き、栄養を均一に行き渡らせるからこそ、傷みが早く繊細なわさびを、エグみや苦味が一切ない純粋な風味の塊として収穫できます。

鮫皮のおろし板で円を描くように優しくすり下ろすと、細胞が細かく潰れることで、ツンとした刺激的な匂いとともに、お茶のように品のある芳醇な香りが湯気のように一気に立ち上ります。まずはそのまま少し箸の先に取って口へ運べば、一瞬だけ鼻を抜ける強烈な辛みの直後、驚くほどまろやかで上品な甘みが口いっぱいに広がります。

発祥

もともとわさびは山間に自生していましたが、1600年頃に地元の村人が野生のわさびを湧水地に植え替えてみたのが栽培の始まりとされています。