赤福餅

  • 三重県伊勢市
  • グルメ | デザート・菓子・餅
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伊勢神宮の門前町で三百有余年もの間、参拝客の旅路を癒やし、今や三重県を代表する銘菓として全国にその名を知られるお餅が「赤福餅」です。 お菓子の佇まいは、伊勢神宮の境内を流れる清流「五十鈴川」の川波を表現しています。職人が一つひとつ指先で繊細な筋をつけることで、波のきらめきを表現した独特の形が生ま…

伊勢神宮の門前町で三百有余年もの間、参拝客の旅路を癒やし、今や三重県を代表する銘菓として全国にその名を知られるお餅が「赤福餅」です。

お菓子の佇まいは、伊勢神宮の境内を流れる清流「五十鈴川」の川波を表現しています。職人が一つひとつ指先で繊細な筋をつけることで、波のきらめきを表現した独特の形が生まれます。主役となるのは、極めてなめらかに力強く練り上げられた「こしあん」と、そのなかにそっと包み込まれた真っ白な「お餅」という、極めてシンプルな構成です。

折箱から専用の木製ヘラでそっとすくい上げると、指先にずっしりとしたお餅の重みと、あんこのしっとりとした瑞々しさが伝わります。お口に運べば、唇に触れた瞬間のひんやりとした質感の直後、きめの細かいあんこがサラサラと優しく解けて消えていく、儚い口溶けに驚かされます。

噛み締めるたびに、お米本来の風味が活きたモチモチと柔らかいお餅が、あんこの上品でキレのある甘みをしっかりと受け止めます。後味にお砂糖の重さが残らず、すっきりと品よく抜けていくため、淹れたての温かいお茶の苦みと交互に味わえば、伊勢参りの長い歴史そのものを体感しているかのような、格別の安らぎをもたらす傑作です。

発祥

1707年にお伊勢参りの玄関口で「赤福」が創業。お伊勢参りで遠路はるばる歩いてきた旅人たちの疲れを癒やすため、エネルギー源となる甘い餅菓子を提供したのが始まりです。