いももち

  • 新潟県佐渡市
  • グルメ | 野菜・豆腐
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五泉市をはじめとする阿賀野川流域周辺で、秋の収穫の喜びとともに古くから家庭で作られてきた「いももち」は、里芋とお米を贅沢に掛け合わせた、雪国ならではの知恵が光る素朴な郷土菓子です。 一品を形作るのは、地元特産の瑞々しい里芋(絹乙女など)と、炊きたてのもち米やうるち米の調和にあります。蒸し上げた里…

五泉市をはじめとする阿賀野川流域周辺で、秋の収穫の喜びとともに古くから家庭で作られてきた「いももち」は、里芋とお米を贅沢に掛け合わせた、雪国ならではの知恵が光る素朴な郷土菓子です。

一品を形作るのは、地元特産の瑞々しい里芋(絹乙女など)と、炊きたてのもち米やうるち米の調和にあります。蒸し上げた里芋が熱いうちに、お米と一緒に臼やボウルの中で丁寧に搗き潰していきます。里芋が持つ特有の粘り気がお米の粒子を優しく包み込むことで、通常のお餅よりも格段にキレが良く、歯切れのよい独特の「ふわもち」とした質感が生まれます。これを丸めて、特製のタレに絡めます。

定番は、地元の香ばしい生醤油に砂糖をたっぷり溶かした「甘辛醤油ダレ」や、すり潰した香ばしい「えごま(じゅうねん)」を合わせたコクのあるタレです。お皿からお箸で持ち上げると、お餅自体の重みでしなやかに伸びつつも、里芋の水分を含んでいるため、瑞々しくぽってりとした手応えが伝わります。口へ運べば、お餅の表面にたっぷり絡んだタレの濃厚な甘塩っぱさの直後、お口の中で吸い付くような柔らかな弾力が優しく解けていきます。