きつねうどん

  • 大阪府大阪市中央区
  • グルメ | 麺類 | うどん
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薄口醤油を使った透明感のあるお出汁に、ふっくらと甘辛く煮上げた大きな油揚げを乗せ、柔らかめの麺を合わせて仕立てられる大阪発祥の伝統的な麺料理が「きつねうどん」です。 贅沢な一杯の土台となるのは、昆布の旨味をベースにサバ節やウルメ節のコクを加えた、黄金色に透き通るスープです。器の半分以上を覆い尽く…

薄口醤油を使った透明感のあるお出汁に、ふっくらと甘辛く煮上げた大きな油揚げを乗せ、柔らかめの麺を合わせて仕立てられる大阪発祥の伝統的な麺料理が「きつねうどん」です。

贅沢な一杯の土台となるのは、昆布の旨味をベースにサバ節やウルメ節のコクを加えた、黄金色に透き通るスープです。器の半分以上を覆い尽くすほど肉厚な油揚げは、砂糖と醤油で時間をかけてじっくりと煮含められており、お出汁の熱によって表面がふっくらと膨らみ、内側に甘い蜜のような煮汁をたっぷりと保持します。このお揚げの甘みがスープへ徐々に溶け出すことを計算し、麺は中心まで水分を吸い込みやすい、コシを抑えたモチモチとした柔らかい質感を厳選して合わせます。

大きな器が目の前に運ばれてくると、お出汁の上品な香りと、お揚げから滲み出る甘い醤油の芳醇な薫りが温かな湯気とともに一気に広がります。お箸で柔らかい麺を持ち上げると、琥珀色のスープを纏った麺がツルツルとした優しい喉越しとともに滑り込み、お揚げを挟むたびに、内側から温かな煮汁がジュワッと溢れ出します。お揚げの濃厚な甘みとお出汁のまろやかな塩気が綺麗に重なり合い、トッピングされた青ネギの清涼感が全体をすっきりと引き締めます。

発祥

1893年に「松葉屋(現・うさみ亭マツバヤ)」初代店主が、稲荷寿司用の油揚げをサービスとして出したのが始まりと言われています。