あなご飯

  • 広島県廿日市市宮島町
  • グルメ | ご飯もの | 丼・重箱
  • 旬:7~8月頃、11月頃
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波静かな瀬戸内海で育った上質なアナゴを主役に据え、香ばしく焼き上げてご飯と組み合わせた「あなご飯」は、広島を訪れる多くの食客の五感を満たし続けている名物料理です。 運ばれてきた器の蓋を開けると、焦げた醤油の香ばしい匂いとともに、アナゴ特有のふくよかな香りが湯気となって一気に広がります。おいしさを…

波静かな瀬戸内海で育った上質なアナゴを主役に据え、香ばしく焼き上げてご飯と組み合わせた「あなご飯」は、広島を訪れる多くの食客の五感を満たし続けている名物料理です。

運ばれてきた器の蓋を開けると、焦げた醤油の香ばしい匂いとともに、アナゴ特有のふくよかな香りが湯気となって一気に広がります。おいしさを決定づけるのは、アナゴの頭や骨からじっくりと引いたお出汁で炊き上げる特製のご飯です。アナゴの旨味が芯まで染み込んだ温かいご飯の上に、秘伝の甘辛い醤油タレを何度も塗りながら、炭火でじっくりと香ばしく焼き上げられたアナゴが隙間なく敷き詰められます。

お箸でアナゴをご飯と一緒にひと口分すくって口へ運ぶと、口の中で和の職人技が綺麗に融合します。主役のアナゴは、表面はサクッと芳ばしく、中はふっくらと柔らかな質感に仕上がっています。噛み締めるほどに、白身魚ならではの上品で濃厚な脂の甘みと、少しビターなタレのコクがジューシーに溢れ出し、お出汁の効いたご飯の美味しさをいっそう鮮やかに引き立てます。合間に挟む付け合わせのガリや山椒のピリッとした爽やかな辛みが、濃厚なタレの後味を心地よく引き締め、最後の一粒まで飽きずに箸を動かさせてくれます。

発祥

もともと宮島近海では穴子がよく獲れ、地元の漁師たちは穴子のぶつ切りをご飯に炊き込んだあなご飯を日常的に食べていました。1901年に「うえの」の創業者が宮島駅(現在の宮島口駅)で駅弁として販売したのが始まりです。