岩国れんこん

  • 山口県岩国市
  • グルメ | 野菜・豆腐
  • 旬:10~11月頃
準備中
一般のれんこんに比べて穴が1本多く「見通しが良い」と縁起を担がれる「岩国れんこん」は、その独特な粘りと驚くほどの瑞々しさによって、日常の食卓から高級料亭の祝い膳までを彩る、山口を代表する至高の大地の恵みです。 美味しさを支えているのは、錦川の下流に広がる、有機質をたっぷりと含んだ肥沃な粘土質の泥…

一般のれんこんに比べて穴が1本多く「見通しが良い」と縁起を担がれる「岩国れんこん」は、その独特な粘りと驚くほどの瑞々しさによって、日常の食卓から高級料亭の祝い膳までを彩る、山口を代表する至高の大地の恵みです。

美味しさを支えているのは、錦川の下流に広がる、有機質をたっぷりと含んだ肥沃な粘土質の泥土です。この恵まれた環境でじっくりと育まれることで、デンプン質が非常に豊富になり、他の産地のものとは一線を画す「シャキシャキ」とした小気味よい歯ごたえと、噛むほどに糸を引く独特の強い粘り気が生まれます。

サクッと揚げたての天ぷらをお箸で掴み、少量の塩をまぶして口へ運ぶと、そのみずみずしい質感に引き込まれます。最初のひと口は、水分をたっぷりと蓄えた繊維が心地よく弾け、続いて熱によってアルファ化されたデンプンのほのかな甘みとまろやかなコクが口の中にじわりと広がっていきます。油との相性が抜群で、お肉と一緒に炒めればその上質な脂の甘みを驚くほど上品に引き立て、すりおろして「れんこん蒸し」に仕立てれば、今度はモチモチとした濃厚な団子へと劇的な変化を見せてくれます。どのような調理法でもアクが少なく、素材本来の純粋な風味が濁りなく際立ちます。

発祥

1790年代に村本三九郎氏が、備後(現在の広島県)から種芋を持ち帰ったのがきっかけと言われています。