さぬき和三盆

  • 香川県東かがわ市
  • グルメ | デザート・菓子・餅
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東かがわ市やさぬき市などの阿讃山脈のふもとに佇む老舗の製糖所、高松市内の伝統的な数寄屋造りの和菓子店、そして全国の茶席などで、最高級の和菓子原料として不動の地位を築いているのが「さぬき和三盆」です。独自のきめ細やかな質感と上品な口溶けによって、日本の和菓子文化を格調高く彩ります。 類まれな品質を…

東かがわ市やさぬき市などの阿讃山脈のふもとに佇む老舗の製糖所、高松市内の伝統的な数寄屋造りの和菓子店、そして全国の茶席などで、最高級の和菓子原料として不動の地位を築いているのが「さぬき和三盆」です。独自のきめ細やかな質感と上品な口溶けによって、日本の和菓子文化を格調高く彩ります。

類まれな品質を支えているのは、地元産の細いサトウキビ「竹糖(ちくとう)」と、職人が手作業で何度も行う「盆の上で三度揉む」という実直な精糖製法にあります。専用の布に包んだ白下糖に圧力をかけて黒い蜜を搾り出し、水を加えて練り上げる作業を幾度も繰り返すことで、雑味が極限まで取り除かれます。これにより、一般的なお砂糖とは一線を画す、粒子が極めて細かくベルベットのように滑らかな質感が生まれます。

出来立ての干菓子を一粒そっと指先でつまみ、そのままお口へ運ぶと、至福の感動が広がります。舌の上にのせた瞬間、体温によって「すうっ」と心地よく解けて消えていく、あまりにも儚い口溶けが響きます。ただ甘いだけでなく、竹糖の持つ滋味深いコクとキリッとした上品な気品が口の中に広がり、後味に一切のしつこさを残さず、すっきりと変化させてくれます。

発祥

第5代高松藩主・松平頼恭が、藩の財政を豊かにするために砂糖の国産化に着目し、医師であった池田玄丈に製糖法の研究を命じたのが始まり。弟子に研究が引き継がれ、1840年頃に製法が確立し、現在の和三盆の原型が完成したとされています。