水炊き

  • 福岡県福岡市
  • グルメ | 鍋・おでん
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明治の時代に長崎出身の料理人が西洋のコンソメと中国の鶏スープを融合させて博多で完成させたという「水炊き」は、鶏の旨味を極限まで引き出した濃厚なスープが特徴であり、福岡の食の歴史と洗練を象徴する最高峰の郷土グルメです。 このお座敷で繰り広げられるのは、素材の美味しさを段階的に楽しむ洗練された食の儀…

明治の時代に長崎出身の料理人が西洋のコンソメと中国の鶏スープを融合させて博多で完成させたという「水炊き」は、鶏の旨味を極限まで引き出した濃厚なスープが特徴であり、福岡の食の歴史と洗練を象徴する最高峰の郷土グルメです。

このお座敷で繰り広げられるのは、素材の美味しさを段階的に楽しむ洗練された食の儀式です。まずは具材を食べる前に、湯呑みに注がれた熱々のスープにほんの少しの塩とネギを落とし、純粋な出汁のコクを味わうことから始まります。骨付きの鶏肉をじっくりと炊き上げることで生まれるスープは、乳白色に美しく澄んでおり、コラーゲンがたっぷりと溶け込んだまろやかな口当たりが徹底されています。

湯呑みのスープで喉を潤したあと、自家製のポン酢につけた大ぶりの鶏肉を口へ運びます。お箸でホロリと崩れるほど柔らかく煮込まれたお肉から、瑞々しい旨味がジワッと溢れ出し、橙(だいだい)のキリッとした酸味が後味を爽やかに引き締めます。そのあとに鍋に投入されるキャベツやネギ、ふんわりとした鶏団子もスープの旨味を芯まで吸い込み、噛むほどに深い味わいを楽しめます。

発祥

1905年に英国人の家庭で西洋料理のコンソメを、中国人から鶏の煮込み料理を学んだ「水月」の創業者が、日本人の口に合うようにアレンジして提供を開始しました。