五島うどん
- 長崎県五島列島
- グルメ | 煮物・汁物
長崎県の五島列島に伝わり、九州各地の専門店や郷土料理店などで旅人を迎えてくれる名物料理が「五島うどん」です。豊かな自然が育む椿油を使用する伝統的な手延べ製法で作られており、炭火で香ばしく焼いたあご(トビウオ)から引いた上品な出汁のつゆと組み合わせて食べるご当地グルメです。
大釜や鉄鍋でお湯を沸騰…
長崎県の五島列島に伝わり、九州各地の専門店や郷土料理店などで旅人を迎えてくれる名物料理が「五島うどん」です。豊かな自然が育む椿油を使用する伝統的な手延べ製法で作られており、炭火で香ばしく焼いたあご(トビウオ)から引いた上品な出汁のつゆと組み合わせて食べるご当地グルメです。
大釜や鉄鍋でお湯を沸騰させ、茹で上げた麺をそのまま直接引き揚げて味わう「地獄炊き」という食べ方が広く知られています。製造の過程で麺の表面に椿油が薄く塗られているため、熱湯の中に長く置かれても表面が溶け出さず、艶やかな質感を保ったまま器へと移すことができます。合わせるタレには、醤油やみりん、焼きあごの出汁を調合した温かいつゆのほか、好みに応じて新鮮な生卵に少量の醤油を落としたものが用意されます。
鍋から引き揚げた麺をつゆや卵の器へ移し、箸を使って口へと運びます。手延べ特有のしっかりとした一本の芯のような歯ごたえとともに、喉を滑らかに通り抜ける心地よい質感が展開します。生卵のまろやかさやあご出汁の適度な塩気が、小麦本来の素朴な風味をそのまま引き立て、最後の一口まで飽きることのない豊かな満足感が広がります。
発祥
平安時代、遣唐使が大陸から五島列島に立ち寄った際、小麦粉を練って細長く伸ばした索餅という食べ物を伝えたのが始まりとされています。索餅は後にうどんやそうめんの原型になったと言われており、五島はまさに日本の麺文化の拠点の一つでした。
