黄飯

  • 大分県臼杵市
  • グルメ | ご飯もの | 炊込み・蒸し・焼き飯
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「黄飯」は、臼杵市に江戸時代から伝わり、クチナシの実で美しく染め上げられた鮮やかな黄色のビジュアルが目を引く、全国的にも極めて珍しい伝統的な郷土料理です。 お祝いの席や地域の行事などで親しまれており、キリシタン大名である大友宗麟の時代に、当時のポルトガルやカンボジアなどとの南蛮貿易を通じて伝わっ…

「黄飯」は、臼杵市に江戸時代から伝わり、クチナシの実で美しく染め上げられた鮮やかな黄色のビジュアルが目を引く、全国的にも極めて珍しい伝統的な郷土料理です。

お祝いの席や地域の行事などで親しまれており、キリシタン大名である大友宗麟の時代に、当時のポルトガルやカンボジアなどとの南蛮貿易を通じて伝わったパエリアなどの洋風ピラフが、臼杵の地で和風に形を変えて定着したと言われています。調理の際は、クチナシの実を煎じて作った黄金色の染め汁を白米にしっかりと吸わせ、少量の塩や酒を加えてふっくらと炊き上げます。これにより、お米の一粒一粒が輝くような黄色に染まり、クチナシ特有のほんのりとした素朴な香りが漂う美しいご飯が仕上がります。

黄飯の上に、別皿で用意される「かます寿し」や「かますのあんかけ」を添えて一緒に味わうのが独特のスタイルです。ほのかに香る温かい黄飯を口に運べば、クチナシの優しく奥ゆかしい風味が広がり、合わせる魚の塩気や、お野菜をふんだんに使ったとろみのある餡の優しい甘みと見事に調和します。南蛮貿易の歴史ロマンを現代に伝える一皿であり、最後の一口までその美しい色彩と上品な味わいを楽しめます。