とり天
- 大分県別府市、大分市
- グルメ | 肉
「とり天」は、一口大に切り分けた鶏肉に衣を纏わせてカラリと揚げる、大分県の全域で広く愛され続けている定番の郷土料理です。
下味をつけずに揚げる一般的な天ぷらや、片栗粉などで硬めの衣を作る唐揚げとは異なり、鶏肉自体に醤油やニンニク、生姜の効いた合わせ調味料でしっかりと下味を染み込ませる点に製法上の…
「とり天」は、一口大に切り分けた鶏肉に衣を纏わせてカラリと揚げる、大分県の全域で広く愛され続けている定番の郷土料理です。
下味をつけずに揚げる一般的な天ぷらや、片栗粉などで硬めの衣を作る唐揚げとは異なり、鶏肉自体に醤油やニンニク、生姜の効いた合わせ調味料でしっかりと下味を染み込ませる点に製法上の違いがあります。調理の際は、水分を保った鶏の胸肉やモモ肉を使い、小麦粉に卵と冷水を加えてふんわりと仕上げた天ぷら衣をたっぷりと絡め、適温に熱した油で衣がサクッとした質感になるよう、職人の絶妙な火加減でジューシーに揚げて仕上げます。
出来立ての熱々を口に運べば、まずは外側の薄い衣のサクサクとした非常に軽快な歯ごたえが心地よく響きます。続いて、中に閉じ込められた鶏肉の肉汁が一溢れ出し、しっかり染み込んだ醤油の芳醇なコクと薬味の爽やかな香りが口いっぱいに広がります。大分では定番の食べ方として、酢醤油に大分特産のカボス果汁を合わせた特製タレをつけ、さらに練りからしを少し添えて味わうことで、衣の油っぽさがきれいに洗い流され、すっきりとした爽快なキレが加わります。
発祥
1926年「東洋軒」の創業者が、鶏料理は骨付きが一般的でしたが、食べやすいようにするために考案したと言われています。
