ジンギスカン

  • 北海道全域(特に滝川市、札幌市、旭川市)
  • グルメ | 肉
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ジュウジュウと心地よい音を立てる鉄鍋を囲み、弾けるような笑顔と活気が空間を満たす。北海道の豊かな食文化を語る上で絶対に外すことができない、道民がこよなく愛する不動のソウルフードが「ジンギスカン」です。 この料理の象徴とも言えるのが、中央が山のように盛り上がった独特の形状をした鋳物の鉄鍋です。山の…

ジュウジュウと心地よい音を立てる鉄鍋を囲み、弾けるような笑顔と活気が空間を満たす。北海道の豊かな食文化を語る上で絶対に外すことができない、道民がこよなく愛する不動のソウルフードが「ジンギスカン」です。

この料理の象徴とも言えるのが、中央が山のように盛り上がった独特の形状をした鋳物の鉄鍋です。山の頂上でジューシーな羊肉(柔らかく癖の少ない「ラム」や、羊本来の深いコクを味わえる「マトン」)を焼き、そこから滴り落ちる上質な脂と肉汁を、麓に敷き詰めたモヤシや玉ねぎ、カボチャなどの野菜たちにじんわりと吸わせていきます。お肉の旨味を余すことなく纏った焼き野菜の美味しさは、まさにこの鍋だからこそ成せる業です。

味付けは、大きく分けて2つの文化が競い合っています。お肉をそのまま焼いてから、すりおろしリンゴやニンニクを利かせた秘伝のタレに潜らせる「後付け(札幌・釧路スタイル)」と、あらかじめ醤油ベースの甘辛いタレにしっかりと漬け込んでから焼き上げる「味付け(滝川・旭川スタイル)」。どちらも甲乙つけがたい魅力があり、お肉を頬張るたびに猛烈に白米や冷えたビールを誘います。

発祥

第一次世界大戦中、軍服などに使う羊毛の輸入が途絶え、政府が国内での羊毛自給を目指し、羊の飼育に適した気候がある北海道を最大の拠点としました。毛を刈った後の羊や、役目を終えた羊の肉の活用として焼いて食べる「ジンギスカン」が考案されました。