稲庭うどん
- 秋田県湯沢市稲庭町
- グルメ | 麺類 | うどん
湯沢市稲庭町を中心に、江戸時代初期から脈々と受け継がれてきた、日本三大うどんの一つに数えられる高級手延べうどん、「秋田の稲庭うどん」。かつては秋田藩主への献上品として、一般の立ち入りが許されないほどの厳格な一子相伝の技法で守られてきた歴史を持つ、秋田が世界に誇る至高の芸術品です。
お箸で持ち上げ…
湯沢市稲庭町を中心に、江戸時代初期から脈々と受け継がれてきた、日本三大うどんの一つに数えられる高級手延べうどん、「秋田の稲庭うどん」。かつては秋田藩主への献上品として、一般の立ち入りが許されないほどの厳格な一子相伝の技法で守られてきた歴史を持つ、秋田が世界に誇る至高の芸術品です。
お箸で持ち上げた瞬間にその美しさに目を奪われる平打ちの細麺と、圧倒的ななめらかさが特徴です。厳選された小麦粉と清らかな湧水を使用し、職人が何度も生地を練り、縒りをかけながら手作業で極限まで細く引き伸ばしていきます。この工程を数日間かけて繰り返すことで、麺の内部に無数の微細な空気穴が生まれ、これが茹で上がった際のシルクのようにつるりとした極上の喉ごしと、細麺からは想像もつかないほどのモチモチとした力強いコシを生み出します。
茹で上がった麺は、透き通るような美しい乳白色に輝き、冷水できゅっと引き締めることでその真価を発揮します。鰹節や昆布、そして秋田名産の比内地鶏の出汁を効かせた特製のキリッとした醤油つゆや、濃厚でコクのある胡麻つゆにくぐらせて口へ運べば、洗練された小麦の仄かな甘みが出汁の旨味と完璧な黄金比で調和し、食べた後まで上品な余韻が続きます。
発祥
1665年頃、稲庭地区に住んでいた佐藤市兵衛氏が、地元の小麦粉を使って干しうどんを製造したのが始まりと言われています。1665年に佐藤吉左エ門が「稲庭干温飩」を創業後、秋田藩主・佐竹侯の御用達となり、藩主から将軍家や諸大名への贈答品としても使われる高級品でした。
