蔵王ジンギスカン
- 山形県山形市
- グルメ | 肉
名湯・蔵王温泉の街並みを歩くと、至る所から香ばしい匂いが立ち上る名物料理、「山形の蔵王ジンギスカン」。実は蔵王は、現在全国で親しまれているジンギスカン鍋の「発祥の地」の一つとされており、温泉街にある老舗の食堂や旅館の食事処では、湯上がりの宿泊客やスキー帰りの観光客が、鉄板を囲んで賑やかな食事の時間…
名湯・蔵王温泉の街並みを歩くと、至る所から香ばしい匂いが立ち上る名物料理、「山形の蔵王ジンギスカン」。実は蔵王は、現在全国で親しまれているジンギスカン鍋の「発祥の地」の一つとされており、温泉街にある老舗の食堂や旅館の食事処では、湯上がりの宿泊客やスキー帰りの観光客が、鉄板を囲んで賑やかな食事の時間を楽しんでいます。
現地のお店を訪れると、中央が丸く盛り上がった独特な鋳物の鉄鍋とともに、新鮮な羊肉がテーブルに運ばれてきます。蔵王のジンギスカンは、生後1年未満の柔らかいラム肉や、適度な歯ごたえとコクがあるマトン肉を、あらかじめタレに漬け込まずに「生のまま」焼くスタイルが主流です。ドーム状の鉄鍋の頂上で肉を焼き、斜面に地元産のキャベツや玉ねぎを敷き詰めれば、肉から溢れ出た上質な脂が下へと流れ落ち、野菜を旨味たっぷりに焼き上げていきます。
焼き上がった熱々の肉片を、各店が工夫を凝らした特製の醤油ダレに潜らせて口へ運べば、驚くほどクセのない羊肉本来のジューシーな旨味が広がります。すりおろしたリンゴやニンニク、香辛料を効かせたタレが肉の甘みを引き立て、お箸が止まらなくなる美味しさです。
発祥
蔵王一帯で羊毛生産が盛んでしたが、戦後に化学繊維が普及したことにより羊毛価格が暴落。農家救済のために考案されたのがジンギスカン。「ジンギスカン・シロー」の初代店主が、モンゴルの鉄兜をヒントにジンギスカン鍋の製作と独自のタレを開発し、現在のスタイルを完成させました。
