水戸納豆

  • 茨城県水戸市
  • グルメ | 野菜・豆腐
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水戸市を中心に、古くからこの地に深く根ざしてきた「水戸納豆」は、単なる発酵食品の枠を超え、日本の食卓の原風景を今に伝える至高の伝統ブランド。 特徴は、地元産の小粒な大豆、とりわけ「那珂川流域で育つ小粒大豆」を使い続けている点にあります。大粒の大豆に比べて、小粒な豆は表面積が広いため、納豆菌が全体…

水戸市を中心に、古くからこの地に深く根ざしてきた「水戸納豆」は、単なる発酵食品の枠を超え、日本の食卓の原風景を今に伝える至高の伝統ブランド。

特徴は、地元産の小粒な大豆、とりわけ「那珂川流域で育つ小粒大豆」を使い続けている点にあります。大粒の大豆に比べて、小粒な豆は表面積が広いため、納豆菌が全体に満遍なく行き渡り、非常に力強く豊かな粘りと、奥深いコクが生み出されます。

職人の手で一つひとつ丁寧にわらで包んで発酵させる「わら納豆」は、まさにその真骨頂です。天然のわらが持つ適度な通気性と吸湿性、そして藁自体に含まれる納豆菌の働きにより、大豆の水分が絶妙にコントロールされ、豆本来の甘みが限界まで引き出されます。

器に移して力強くかき混ぜれば、きめ細かく純白な糸が器いっぱいに立ち上ります。熱々の白米に載せて口に運べば、一粒一粒がしっかりと主張する心地よい歯ごたえとともに、熟成された濃厚な旨味とお出汁のような豊かな香りがお口の中で優しく弾けます。

発祥

1083年、源義家が後三年の役で奥州へ向かう途中、馬の餌としていた煮豆の残りが、敷き藁の熱で自然に発酵し、これを食べた兵士たちがその美味しさに驚き、義家に献上したところ大変喜ばれたという逸話が、水戸納豆の始まりとされています。現代のような大人気商品にしたのは、1889年創業「天狗納豆」の創業者です。農家が自分たちで食べる用だった「小粒の大豆」に注目し、商品化しました。