太宰治記念館 斜陽館

  • 青森県五所川原市
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津軽平野の北部に位置する太宰治記念館「斜陽館」は、明治を代表する文豪・太宰治が生まれ育った、津島家の圧倒的な富と権勢を象徴する大豪邸です。明治40年に落成したこの建物は、当時、大地主であった父・津島源右衛門によって建てられたもので、建築資材には最高級の金木ヒバがふんだんに使われ、重厚な赤レンガの塀…

津軽平野の北部に位置する太宰治記念館「斜陽館」は、明治を代表する文豪・太宰治が生まれ育った、津島家の圧倒的な富と権勢を象徴する大豪邸です。明治40年に落成したこの建物は、当時、大地主であった父・津島源右衛門によって建てられたもので、建築資材には最高級の金木ヒバがふんだんに使われ、重厚な赤レンガの塀が周囲を取り囲んでいます。

館内に一歩足を踏み入れれば、そこにはかつて「津島の殿様」と称された一族の華やかな暮らしと、多感な時期を過ごした太宰の息遣いが今も色濃く残っています。1階には見事な造りの大広間や仏間が並び、2階へと続く階段を上がれば、絨毯敷きのモダンな洋間が迎えてくれます。和と洋が混然一体となった贅沢な空間は、太宰文学の根底に流れる「没落した貴族的な哀愁」や、複雑な家庭環境に対する愛憎の感情を深く理解するための鍵となります。彼が実際に執筆に使用したマントや原稿、初版本などの貴重な資料も展示されています。

太宰ファンならずとも、明治期の優れた木造建築としての美しさを求めて多くの旅人が訪れます。高い天井を見上げ、静まり返った廊下を歩いていると、一人の青年の孤独な影が目に浮かぶようです。

基本情報

営業時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
定休日 12/29
住所 〒037-0202青森県五所川原市金木町朝日山412-1
アクセス 津軽鉄道線金木駅 ⇒ 徒歩(約7分)
公式サイト https://www.city.goshogawara.lg.jp/kyouiku/bunka/syayokan.html