退蔵院庭園

たいぞういんていえん
  • 京都府 | 京都市内
  • 観光地 | 自然・景勝 | 庭園
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「退蔵院庭園」は、室町時代の画家・狩野元信が自らの絵画的構図を庭の立体造形へと置き換えた、他にはない類を見ない絵画的構成の枯山水庭園です。方丈の南側に広がる限られた敷地内において、遠近法の錯覚を応用した石組みや幾重にも重なる植栽のレイアウトによって、平面的な空間のなかに奥行きのある深山幽谷の風景を…

「退蔵院庭園」は、室町時代の画家・狩野元信が自らの絵画的構図を庭の立体造形へと置き換えた、他にはない類を見ない絵画的構成の枯山水庭園です。方丈の南側に広がる限られた敷地内において、遠近法の錯覚を応用した石組みや幾重にも重なる植栽のレイアウトによって、平面的な空間のなかに奥行きのある深山幽谷の風景を構築しています。

縁側から庭を眺めると、手前から奥へと小さく配置された多様な岩や木々がその遠近感を操作し、物理的距離をはるかに超えた広大な山岳風景へと見る者の意識を錯覚させます。画家ならではの平面構成理論が三次元造園術へと転換されたこの特異な動線設計は、見る者の立ち位置によって景色の見え方が劇的に変わる計算された視覚統御装置として機能します。

歴史的な方丈の開口部からこの立体的な絵画世界を見つめると、外界の要素が完全にシャットアウトされ、絵師の脳内にある抽象的美の構造が生々しく目の前で立ち上がります。単に花鳥風月を愛でるだけの場所ではなく、絵画の二次元的論理を空間の制約の中で限界まで拡張させた、日本造園史における最も尖ったヴィジュアル構築の現場としての構造的興奮を味わえます。

基本情報

営業時間 【3~12月上旬】9:00~17:00(受付終了) 【12月中旬〜2月】9:00〜16:00(受付終了)
定休日 なし
住所 〒616-8035
京都府京都市右京区花園妙心寺町35
アクセス JR花園駅 ⇒ 徒歩(約7分)
関連サイト http://www.taizoin.com/highlights/

※情報が変わっている場合があるためご自身で事前に確認ください