醍醐寺三宝院庭園

  • 京都府京都市
  • 自然・景勝 | 庭園
写真
写真
写真
写真
京都市伏見区の醍醐寺にある三宝院庭園は、慶長3年(1598年)に豊臣秀吉が催した歴史的な宴「醍醐の花見」に際し、秀吉自らが基本設計を行ったことで知られる桃山文化の傑作です。天下人の圧倒的な権力と、彼が愛した華麗で力強い美意識が、庭園の隅々にまで息づいています。 庭園の中心をなすのは、足利尊氏や織…

京都市伏見区の醍醐寺にある三宝院庭園は、慶長3年(1598年)に豊臣秀吉が催した歴史的な宴「醍醐の花見」に際し、秀吉自らが基本設計を行ったことで知られる桃山文化の傑作です。天下人の圧倒的な権力と、彼が愛した華麗で力強い美意識が、庭園の隅々にまで息づいています。

庭園の中心をなすのは、足利尊氏や織田信長など、その時代の覇者が所有してきたという名石「藤戸石(ふじといし)」です。この石を主石として、池には鶴島・亀島といった島々が配され、背後の斜面には三段に分かれて流れ落ちるダイナミックな滝が設けられています。特筆すべきは、表書院から眺めることを第一に考えられた「座観式」の視点と、実際に園内を歩いて楽しむ「回遊式」の両方の魅力を兼ね備えている点です。水面に映る初夏の青もみじや秋の鮮やかな紅葉は、計算し尽くされた建築美と相まって、一幅の豪華な屏風絵のような輝きを放ちます。

近年では、秀吉の夢の跡を辿る歴史ファンのみならず、洗練された石組みの造形美を求める多くの旅人が訪れています。隣接する表書院は平安時代の寝殿造りの様式を伝え、室内から庭園を眺めれば、かつての将軍や公卿たちが過ごした雅な時間に浸ることができます。

天下人が自らの美学の集大成として築いた理想郷。三宝院庭園で、桃山時代のエネルギーが凝縮された豪壮華麗な景色に包まれ、悠久の歴史の鼓動を全身で感じる贅沢な時間を過ごしてみませんか。

基本情報

種別 池泉回遊式庭園 枯山水庭園
特別名勝 yes
営業時間 【3/1〜12第1日曜】9:00〜17:00 【2月第1日曜翌日〜2月末日】9:00〜16:30
定休日 なし
住所 〒601-1325京都府京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス 京都市営地下鉄東西線醍醐駅 ⇒ 徒歩(約10分)
公式サイト https://www.daigoji.or.jp/grounds/sanboin.html