奥会津編み組細工
- 福島県三島町
- 伝統工芸品 | 木工品・竹工品
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奥会津編み組細工の歴史は縄文時代にまで遡るとされ、大雪に閉ざされる厳しい冬の間、農家の人々が手仕事で日常の生活用具を作り始めたことから発展を遂げました。都会的な製品には決して真似できない「圧倒的な野性味と力強さ」に加えて、毎日ハードに使ってもびくともしない「驚異的な頑丈さ」があります。
洗練され…
奥会津編み組細工の歴史は縄文時代にまで遡るとされ、大雪に閉ざされる厳しい冬の間、農家の人々が手仕事で日常の生活用具を作り始めたことから発展を遂げました。都会的な製品には決して真似できない「圧倒的な野性味と力強さ」に加えて、毎日ハードに使ってもびくともしない「驚異的な頑丈さ」があります。
洗練された美しさを支えているのが、自然の素材を見極める厳しい「ヒゲ取り」と、職人の力強い指先から生まれる「手編み」の確かな技術です。職人自らが初夏から秋にかけて山野に入り、ヒロロ(ミヤマカンスゲ)や山ブドウ、マタタビといった天然素材を収穫。乾燥させ、太さを揃えて一本のつるや紐へと仕立てる準備段階から気の遠くなるような作業が始まります。これを指先の感覚だけでしっかりと編み込んでいくことで、使うほどに手に馴染むしなやかさと、何十年も形崩れしない堅牢さが両立するのです。
山ブドウのカゴバッグなどは、最初は素朴な焦げ茶色ですが、使い込むほどに手の油分で磨かれ、まるで高級な革製品のように艶やかな黒光りを見せるようになります。
