岡崎石工品
- 愛知県岡崎市
- 伝統工芸品 | 石工品
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「岡崎石工品」は、江戸時代初期に行われた岡崎城の大改修の際、全国から集められた優秀な石職人たちがこの地に定住したことで本格的な発展の歴史を歩み始めました。地元で採掘される良質な花崗岩(御影石)の堅牢さを最大限に活かした「極めて精緻な彫刻技術」と、長年の歳月や厳しい風雨にさらされても決して色褪せるこ…
「岡崎石工品」は、江戸時代初期に行われた岡崎城の大改修の際、全国から集められた優秀な石職人たちがこの地に定住したことで本格的な発展の歴史を歩み始めました。地元で採掘される良質な花崗岩(御影石)の堅牢さを最大限に活かした「極めて精緻な彫刻技術」と、長年の歳月や厳しい風雨にさらされても決して色褪せることのない「優れた耐久性」という特徴があります。
技術的な特色は、非常に硬質な石の表面を、ノミをはじめとする手道具だけで段階的に削り上げていく極めて精緻な加工プロセスにあります。まず、原石から大まかな形状を切り出す「荒落とし」の工程から始まり、その後に刃先で細かく石の表面を突いて均一な調子を整える「ビシャン仕上げ」、さらには細いノミの跡を等間隔かつ正確に残すことで独特の温かみのある質感を描き出す「小叩き」など、熟練の職人が石の硬さや結晶の方向を五感で見極めながら、すべて手作業で細部を彫り込んでいきます。
特に「岡崎型」と称される庭園用の石燈籠においては、笠や火袋といった各部材の接合部における噛み合わせが寸分の狂いもなく極めて正確に設計されており、地震などの強い揺れに対しても高い安定性を発揮する合理的な構造上の強みを持っています。
