内山紙
- 長野県飯山市、野沢温泉村、栄村
- 伝統工芸品 | 和紙
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内山紙は、日本の数ある和紙のなかでも、圧倒的な頑丈さと天然の透明感を誇る、雪国の知恵が結晶化した最高峰の手漉き和紙です。旅先でこの紙のギャラリーや工房を訪れ、その清らかな肌に触れるとき、私たちは人間と大自然が奇跡的な調和の中で生み出した「光の芸術」に深く魅了されることになります。
個性は「楮」と…
内山紙は、日本の数ある和紙のなかでも、圧倒的な頑丈さと天然の透明感を誇る、雪国の知恵が結晶化した最高峰の手漉き和紙です。旅先でこの紙のギャラリーや工房を訪れ、その清らかな肌に触れるとき、私たちは人間と大自然が奇跡的な調和の中で生み出した「光の芸術」に深く魅了されることになります。
個性は「楮」という植物の靭皮繊維だけを100%使用する贅沢なこだわりと、伝統の「雪晒し」という工程から生まれます。一面の銀世界となった雪原の上に楮の皮を敷き詰め、数日間にわたり太陽の光を浴びせることで、雪が溶ける際に発生するオゾンが繊維を芯から優しく漂白します。化学薬品を一切使わないこの原始的な技法によって、内山紙特有の、まるで新雪そのものを切り取ったかのような「温かみのある純白」が生まれるのです。
そのストイックなまでの実用美が特徴。雪晒しによって傷つけずに精製された楮の長い繊維は、複雑に絡み合うことで、驚くほど強靭で水に強く、何百年経っても劣化しない耐久性を獲得します。この強さを持ちながら、光に透かすと繊維一本一本の美しい有機的なラインが浮かび上がり、差し込む光をどこまでも柔らかく拡散させる独特の透明感を放ちます。
